警視庁公安部外事3課が作成したとみられる国際テロに関する資料がインターネット上に掲載された問題で、ファイル共有ソフトを通じて計13の国と地域で資料が入手されていることが19日までに分かった。警察当局はAPEC(アジア太平洋経済協力会議)警備を終えたが、資料の拡散で国際問題に発展する可能性は否定できない。 ITセキュリティー会社「ネットエージェント」(東京都墨田区)では、資料が流出した10月28日以降、「ウィニー」などの共有ソフト3種類で資料を入手した人数を集計。日本や韓国、台湾、米国など、13の国と地域で計5262人が入手していた。ネット上の掲示板などに転載されており、実数は何十倍にものぼる可能性がある。 警察当局は「資料が本物かどうかを含めて調査中」というが、外部協力者の情報すら守れないとなると、日本の国際的信用は完全に失墜する。 民主党幹部は「尖閣ビデオの流出以上に深刻だ。政権を