の八百長問題は、23力士らへの事実上追放処分と17人の師匠の処分だけでは収まりそうにない。八百長認定された力士の大半は八百長を認めておらず、法廷闘争の可能性を口にする力士が相次いでいるのだ。 「納得いかない。訴える」(朝日新聞)、「20人集団訴訟も」(サンケイスポーツ)。2011年4月1日に出た大量処分を伝える翌朝の新聞には、こうした見出しが並んだ。 「法的手段に訴える」 4月1日の会見で、日本相撲協会の放駒理事長は、八百長を認めるのかと質問され、「今回の問題を受けてなら認めざるを得ない」と答えた。さらに、処分に不満をもつ力士らから訴訟を起こされた場合の対応について聞かれ、「しょうがない」と受けて立つ考えを示した。 「追放処分」23人のうち、大半が八百長を認めていない。「八百長メール」発覚当初から、八百長を認めて調査に協力した竹縄親方ら3人は「出場停止2年」の処分となったものの、残りの
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