松岡正剛がプロデュースした、本屋というより「セイゴォ・スペース」と呼びたい書架群。オフィシャルサイトは[松丸本舗]をどうぞ。 本屋の魅力は棚の魅力。ノーガキ無用で覗いてみなされ。 赤白の目立つ帯に、「KeyBook」(キーブック)と記された本が、ところどころに配置されている。これは、まさに「配置」という表現がピッタリなのだ。「キーブック」とは、松岡正剛の千夜一夜で紹介された1000冊を示すという。で、その一冊一冊に連携するような選本をしているのだ。 たとえば、ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」がキーブックなら、その左右に谷崎潤一郎「金色の死」とサド「悪徳の栄え」を並べる。ひとつの興味の焦点が合わさるとき、その近隣のタイトルにも目が届く。「ドリアン・グレイの肖像」はメジャーな奴だから既読か、概要ぐらいは知っているだろう。けれど、そんな本の近くにある、知らないタイトルがあるならば、かなりの興味
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