宮崎駿が「かぐや姫」に抱いた疑問 「かぐや姫の物語」は2013年11月に公開された。同じくスタジオジブリ作品である宮崎駿監督の「風立ちぬ」より4カ月遅れとはいえ、高畑・宮崎両監督の作品が同じ年に公開されたのは、1988年に「火垂るの墓」(高畑)と「となりのトトロ」(宮崎)が同時上映されて以来、25年ぶりのことだった。 これに合わせ、翌年1月発売(2014年2月号)の「文藝春秋」誌上では、両監督にジブリの鈴木敏夫プロデューサーを交えて鼎談が行なわれている。その冒頭、宮崎と高畑がお互いの新作について編集部より感想を求められ、まず宮崎が次のように「かぐや姫の物語」で気になった場面をあげた。 《『かぐや姫』を観たときにね、長く伸びた竹を刈っていたでしょう。筍というのは、地面から出てくるか出てこないときに掘らなきゃいけないんじゃないかとドキドキしたんですけど》 この描写は映画の前半、翁(おきな)が幼
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