千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件。心愛さんが親族宅から自宅に戻ったと推定される2018年2~3月の経緯が、関係者への取材で明らかになった。県柏児童相談所が父親の強い要求に押され、帰宅を黙認していった可能性が改めて浮き彫りになった。 柏児相は17年12月、心愛さんが親族宅で生活することなどを条件に一時保護を解除した。父親の虐待が原因とみられる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いがあると診断されており、「父親に一定期間、絶対に会わせない」ことや、学校への送迎も「親族が送迎する」ことを約束させたという。 だが、父親の勇一郎容疑者(41)は強引に心愛さんを自宅に連れ戻そうとする――。 野田市児童家庭課が柏児相か…
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