本来的にはデザイナーさん向けの入門書ですが、デザイナーでない方にも役立つことが多い本だと感じました。 PowerPointのスライド、Webページなど、デザインを本業としていない方がデザインをしなければならない場面が増えている現在、本書の「Step1 まとまりを持たせる」に書かれていることを、ちょと意識するだけでも、情報伝達力は変わってくると思います。 またデザイナーさんに仕事を発注する立場になったときにも、「基本デザイン料」なる、定量評価できない項目で不当に高い請求金額を丸のみしてしまわないために、本書で最低限の理論武装しておくことは有効なんじゃないでしょうか。 本書の「Step2 変化をつける」以降で紹介されているようなテクニックにごまかされたり、それこそがデザインだと思ってしまう方が、一般的には少なくないはずですが、デザインのもっとも基本的かつ重要なことは、Step1に記述されている