ボストン美術館でネットワークエンジニアとして働くPhil Bradhamは、米国時間3日の早朝から自分がインターネット上で最も必要とする場所に接続できないでいる。 同氏は、自分の使うウェブホスティング会社に接続できないため、サイトのアップデートもままならない。また、重要な電子メールが送受信できず、人気の高いWikipediaなどの重要なサイトにもアクセスできずにいる。 Bradhamの問題は、インターネットのバックボーンを運営する大手通信事業者2社の反目が原因だ。大半の消費者や企業は、これらの長距離ネットワークの存在をふだんは意識しない。ところが今回、Level 3 Communicationsが競合するCogent Communicationsと直接接続している部分を切断したため、両社の多くの顧客がかなりの範囲にアクセスできなくなってしまった。 「両社と話し合っているが、双方とも相手の譲
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