例年なら12月は大学3年生の就職活動が本格化する時期。だが、今回の就活から会社説明会などの採用広報活動の解禁時期は、翌年3月(今回は2015年3月)に後ろ倒しされた。就活生にすれば、「まだゆっくりしていても大丈夫」と思っているかもしれないが、企業研究は早めに手をつけても何も損はしない。 志望企業の見極め方はさまざまだが、ぜひ気にしてもらいたいことの一つは「若手社員がどれだけ辞めずに定着しているか」だ。それを見る指標として「3年後離職率」がある。新卒入社者のうち3年以内に離職(退職)した人の割合で、「大卒は入社3年で3割」が目安。実際に厚生労働省の最新調査では32.4%(2011年卒業生の平均)というデータがある。 東洋経済が11月に刊行した『就職四季報2016年版』(総合版、女子版、優良・中堅企業版が発売中)は、個別企業ごとの3年後離職率を掲載している。アンケートベースでの回答で集計してい
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