学生の頃ラグビーで足首を傷めまして、最初整形外科でレントゲンを撮っても異常なしだったんですが、しばらくしてレントゲンを撮ったら骨折線が写ってたんです。ドクターが言うには、骨折部位が瘢痕化してよく見えるようになったんだろうねぇってコトでした。 それはいいとして、昨日の基礎知識を踏まえまして、頭部外傷後時間が経ってからたんこぶが徐々に大きくなるような場合についていくつか考えられるコトをご説明致します。 まず乳幼児で見られる進行性頭蓋骨骨折。 骨折というのは、外力が加わった瞬間に生じるものですから、それが進行性に悪化するって状況は想像しにくいのですが、乳幼児の頭蓋骨骨折の場合直下に急速に発育している脳組織があり、このややこしい状況を引き起こしてしまいます。つまり、外傷により骨折を生じると共に骨折部直下の硬膜損傷や脳実質の損傷に加え局所の脳浮腫が生じると、圧迫により骨折線が徐々に開いていき軟膜が袋