松本のジャイアントキリング、再び=天皇杯漫遊記2011 (1/2) 3回戦 アルビレックス新潟0−1松本山雅FC 北国から冬本番のニュースが相次いで届けられた11月16日、天皇杯3回戦が各地で開催された。この時期の天皇杯といえば、晩秋の週末、小春日和のスタンドでのんびり観戦というイメージが定着している。だが、この日はウイークデーの水曜日。当然ながら開催された16試合はすべてナイトゲームとなった。何もこんな日に、急に寒くならなくても――。そう思ったサッカーファンは、決して少なくなかったと思う。かく言う私が、これから向かうのは新潟。天気予報によれば、キックオフ時の気温は9度で、おまけに雨まで降るそうだ。 実はこの4回戦、当初は取材に行けないものとあきらめていた。なぜなら前日の15日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の取材で、北朝鮮の首都・平壌にいるはずだったからだ。しかしながら、取材申請