仕事で離島に出かけることが多い。 島の宿泊施設は似たり寄ったりであるが、その中で定宿にしている伊平屋観光ホテルを紹介しよう。 ホテルと言っても民宿と思えばいい。 以前は海岸端であったが、今は漁港として埋め立てられているものの、庭先にはヤシの木が植えられ、エキゾチックである。 ここが他と違うのは海のもの満載の食事である。 土地の事情を知らない人は、島では新鮮な魚がいつでも食べられると思っている人も多い。 しかし、伊平屋、伊是名では自分で取らない限り、本島から来た魚や冷凍のものを使うことになる。 運が良ければ、漁協で地のものが手に入るという状態である。 そんな事情がありながら、伊平屋観光ホテルは海のもの満載の食事がでる。 女主人と息子さんが絶えず漁にでる。 漁と言っても女主人は潮干狩り専門、息子さんは釣りである。 タコ取り名人の女主人はタコだけにとどまらず、貝類、海藻など潮に合わせて漁場を変え