新潮社は10日、世界的なベストセラー作家村上春樹氏の新作タイトルが「騎士団長殺し」であることを明らかにした。2月24日に発売される。 新作は2部に分かれ、「騎士団長殺し 第1部 顕(あらわ)れるイデア編」、「騎士団長殺し 第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」となっている。 村上氏の本格長編小説は2009年5月から10年4月に刊行された「1Q84」以来、7年ぶり。書き下ろしで原稿用紙換算では2000枚になるという。
村上春樹が質問に応えてくれる、新潮社運営・はてな協力の特設サイト「村上さんのところ」を覚えているだろうか。更新を毎日楽しみにしていた人、ステキな体験として未だに記憶している人も多いはず。そのアートディレクションを手がけたのが種村司さんだ。彼と一緒に「デザインにとって本当に大切なこと」を考えた。 「村上さんのところ」のデザインの裏側に迫る! 小説家の村上春樹さんが読者の質問にとにかく答えまくった新潮社運営・はてな協力の特設サイト「村上さんのところ」。質問の受付期間は17日だったにも関わらず、寄せられた質問総数は37,465通(村上さんはすべてに目を通し、そのうちの3,331通に返信)。PVは、公開日数119日でなんと1億を超えた。 「村上さんのところ」 その後、書籍化・電子書籍化が決定。村上さんと質問者とのやり取りを、既存の村上ファンをはじめ多くのネットユーザーが楽しんだ結果となった。このW
10月5日15時ごろ、神戸新聞NEXTに 「村上春樹さん 高1でケッセル愛読 神戸の母校に貸し出し記録」 という記事が配信されました。 そこには帯出カード(貸出カード)の写真が写っていました。村上春樹さんだけでなく、他の方々のお名前もはっきり読めます。 カードの写真は2枚ありました。 これって、何? 何が起こっているの? 私がこの記事を知ったのはすでに夜になってからのことでしたので、翌朝(6日)神戸新聞社に問い合わせの電話をしてみました。 最初「神戸新聞パートナーセンター お客さま室」というところに電話して、報道部に電話してくださいとのことだったので、 そちらに電話。午後、文化部から電話をいただきました。 対応は非常に丁寧で、新聞社としての考え方をきちんと説明していただきました。ありがとうございました。 この電話は図書館ネットとしてではなく、私が個人の名前を告げての問い合わせだったことを申
和田誠と村上春樹のジャズ名鑑『ポートレート・イン・ジャズ』で取り上げられているアルバムをApple Musicで探してみたところ、ほとんどのアルバムが見つかった。見つからなかったものは、アーティストページにリンクしてある。アルバム単位では見つからないものでも、アーティストページに移動すればわかる通りかなりの音源が聴ける。ジャズに限って言えばApple Music最強ではないだろうか。 チェット・ベイカー『CHET BAKER QUARTET』?ベニー・グッドマン『BENNY GOODMAN PRESENTS EDDIE SAUTER ARRANGEMENTS』?チャーリー・パーカー『BIRD AND DIZ』ファッツ・ウォーラー『Herb Geller. FIRE IN THE WEST』アート・ブレイキー『LES LIAISONS DANGEREUSES』スタン・ゲッツ『AT STORY
期間限定サイト「村上さんのところ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 連日たくさんのアクセスをいただきました当サイトですが、2015年5月13日をもって、公開を終了させていただきました。当主の村上春樹さんは、しばしの休憩をとったあと、本来の小説のお仕事に戻っていらっしゃいます(当主からの最後の挨拶はこちら)。 1月15日のオープン以来、119日間という限られた期間でしたが、読者のみなさまと村上さんとの交流はたいへん面白く、そして意義深いものとなりました。3万7465通のメールをお寄せいただいたみなさん、そして、最後までご愛読いただいたみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。 なお、当サイト上での質問者のみなさまと村上さんとのやりとりは、編集の上、新潮社より出版されます。くわしくはこちらをご覧ください。 新潮社 チーム縁の下
昔、とは言ってもだいぶ昔のことなのだけれど、僕はある町(名前もない小さい町だ)に妻と二人で暮らしていた。 多くの夫婦がそうであるように、僕たちの間にもいささかの問題があった。 他人からしてみれば些細な問題かもしれないのだけれど、妻はよくそのことで自分自身を責め、彼女が本来持つ良さを損なっていたと思う。それは2月に突然降る冷たい雨のように僕たちを苦しめた。 「あなたはどう思うの?私たちに子供がいないことについて」と妻が言った。そのとき僕たちはボンゴレ・ビアンコといんげんのサラダを食べ終え向かい合って座っていた。テーブル越しの妻はなんだかいつもより疲れているように見えた。 「ねぇ、最初に言っておきたいんだけど」と僕は言った。 「僕は特に子供が好きじゃない。それに子供がいないことは夫婦の自由な選択の結果であって、君が苦しむべき問題じゃないと思う」 妻は頬杖をついて僕の方をじっと見つめ、(あるいは
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