「猫好き」たちを魅了する絵本作家・ヒグチユウコの、 ちょっと“ダークでニヒル”な空想の世界へ。 2016.09.29 一見、愛らしい猫!? でもよく見ると足はタコのようで、手元が蛇というちょっとニヒルな謎の生き物「ギュスターヴくん」が展覧会の主人公。細密なタッチでリアリティがありながら、その絵はどこかロマンティック。空前の猫ブームでさらなるファンを魅了している人気絵本作家のヒグチユウコをご存じでしょうか。 この展覧会では、9月に発売したばかりの彼女の新作絵本『ギュスターヴくん』(白泉社刊)から、厳選された書き下ろし原画と、ぬいぐるみ作家の今井昌代との共同作品が同時展示されます。 —空想は自分だけのもの。どんな場所にいても、誰が隣にいても、大人になってもワクワクするような想像は、時間や空間を飛び越えて心を遊ばせてくれます― そんなヒグチユウコの絵本の世界をそのまま空間へと映し出した演出は、