野田佳彦首相が交渉参加に意欲を示すTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。11月にハワイで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に向け結論をまとめるため、TPPの交渉参加問題は大詰めを迎えている。これを受けてニコニコ動画では2011年10月27日、TPP参加に関するネット世論調査を実施。8万4012人から回答が得られ、44.4%の人が「日本はTPPに参加すべきではない」と答えた。 TPPは参加国の間で工業品、農産品、金融サービスなど全品目の関税を原則100%撤廃し、貿易自由化を目指す経済的枠組みのこと。2006年5月にシンガポール、ニュージーランドなど4カ国の間で発効し、現在さらに米国、オーストラリアなど5カ国が参加を表明している。日本では、長引く経済停滞を打破するための起爆剤として「平成の開国」をうたい文句にTPP参加の提案がされたが、参加により日本の農業などが壊滅的打撃を受