膠着状態に陥っている米南部テキサス州の新幹線建設計画に、全米鉄道旅客公社(アムトラック)が資金確保などで協力を表明した。JR東海が支援しており、実現すれば日本メーカーが車両やシステムを納入できる公算が大きいだけに計画が前進するかどうかが注目される。ただ、300億ドル(約4兆4800億円)と試算される総事業費の壁は高く、資金調達は依然難題だ。 テキサス州の主要都市ダラス―ヒューストン間(約385キロ)を片道1時間半弱で結ぶ計画で、地元企業テキサス・セントラル・パートナーズ(TCP)が手がけている。資金が十分集まらないなどの課題がある中で計画の延期を繰り返し、開業目標として掲げた2026年も実現は絶望的だ。
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