(大相撲九月場所9日目、豊昇龍―若隆景) 22歳の豊昇龍がダイナミックな一本背負いで館内を驚かせた。多彩な技の連続で叔父の元横綱朝青龍譲りの相撲センスを発揮した。 押し込まれても足腰の強さを生かして残すと、若隆景の右腕を抱えて後方へひねり倒す網打ちを狙う。これを反動にするように勢いよく投げた。二丁投げの要領で相手の右脚を外側から払ったのも効果があった。 若隆景に一本背負いを決める豊昇龍(下)=両国国技館(撮影・尾崎修二)際どい勝負だったが軍配差し違えで勝ち名乗りを受け「自分でもあまりよく分からなかった。勝負が終わるまで諦めなければいい」と大技に目を細めた。幕内での一本背負いは2017年初場所で豪風が魁聖に決めて以来。若隆景はリモート取材に応じなかった。
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