本エントリは、 『ハーレム系作品史補章 1992『天地無用』は誰のもの? (1/3)』 『ハーレム系作品史補章 1992『天地無用』は誰のもの? (2/3)』 の続きの話です。 まずはそちらからお読みください。 TV版『新・天地無用!』(97年。いわゆる関島版天地 清音刑事登場) ここまで、毛色の違いこそあれ、全てそこそこ以上の実績を残してきた『天地』のメディアミックスの、初めての失敗作が、このTV版『新・天地無用』。 シリーズ構成をつとめた関島眞頼は、『てやんでえ』『テッカマンブレード』『セイバーJ』などの構成をやった、ねぎし同様「あかほりさとるの盟友」というべき人物なんだけど、『新・天地』『ロスユニ』『オーフェン』『ヤマモトヨーコ』と、富士見ファンタジアの主力〜中堅上位作品のメディアミックスを次々コカしたという恐るべき実績を持っている。『ロスユニ』は作画側問題とはいえ、残り3作は「なに