概要まず これは2018年の新潮ミステリー大賞受賞作品とのこと。 ミステリーと言われると私は殺人事件ものをイメージしてしまい それはありふれているもので辟易して敬遠しがちなのだけれど、 どうやらこれはそうでもなさそうなので 購入してみたのです。 あらすじはー 新卒銀行員の良平と漫画家志望の健太には裏稼業がある。人の記憶を小瓶に入れて売買する「店」だ。ノルマに追われ奔走する二人は、ある日、路上ライブで流浪の歌姫・星名と出会う。彼女の過去と歌詞に秘められた謎、一家焼死事件の生き残り、迫りくる脅迫者の影、そして、スワンプマンとは誰だ!? 絡まりあう幾多の謎が解けるとき、美しくも残酷な真実が浮かび上がる。 殺人事件じゃん! と思いますけど、物語の大事なところはそこじゃない。 いやそこも十分大事なんだけれども でもそこじゃない。 重要なのは「記憶」を扱う店と 二人の主人公とヒロインの謎なのだ。 感想
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