金桜神社の神体でもある五丈岩(右)。左奥は富士山=金峰山で2022年8月27日午前7時40分、田辺佑介撮影 山梨と長野の県境にあり、日本百名山の一つに数えられる金峰山(きんぷさん)(2599メートル)で、山頂にある五丈岩をよじ登る人たちに地元関係者らが頭を悩ませている。巨岩を積み重ねたような独特の姿は多くの登山客を引きつけてきたが、岩自体が金桜(かなざくら)神社(甲府市御岳町)の神体でもあるからだ。神社は2021年7月、岩へ登らないよう呼び掛ける看板を設置し、関係者もネットなどで周知を図るが、岩の上に立とうとする人は後を絶たない。 8月下旬の早朝。富士山や八ケ岳なども見渡せる金峰山の山頂で、五丈岩によじ登っていた大人たちに続こうとした小学生の男児に母親が声をかけた。「登っちゃダメ。その岩は神様なんだから」。不満げな男児をなだめていた母親に、記者が制止した理由を尋ねると「最近、ネットで『登ら
![「心のよりどころ」信仰の岩にハーケン、落書き…山梨の神社困惑 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0670abcb7fb6e956e905b55659464aaddea405d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2022%2F10%2F16%2F20221016k0000m040024000p%2F0c10.jpg%3F1)