話し上手、美容に詳しい、おしゃれ……ゲイに対してこんなイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか。実際、多くの素晴らしい映画やドラマにもそんな特徴を持つゲイのキャラクターが出てくるし、テレビのバラエティ番組では美意識が高く、お話上手なゲイの方々が日々場を盛り上げています。 僕はというと、ゲイではあっても話し上手でも美容に詳しくもなく、おしゃれになりたいと思ってはいるけれど、残念ながらそうではありません。自分の実態とかけ離れた属性に対するイメージに“違和感”を覚えることもありましたが、そのどれもが悪いイメージではなかったので問題だと思ったことはありませんでした。 しかし先日『純粋な人間たち』(モハメド・ムブガル=サール著、平野暁人訳/英治出版)というセネガルを舞台にした物語を読み、遠くの国の同性愛者を取り巻く状況を知ったことで「自分が感じていた違和感を放置しておくべきではないのかもしれ
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