ブルキナファソの首都ワガドゥグで、トイレの汚水槽から出てきたサワドゴさん(2019年11月6日撮影)。(c)OLYMPIA DE MAISMONT / AFP 【12月22日 AFP】西アフリカのブルキナファソで、トイレの汚水槽の清掃人として働くサワドゴさん(45)は、防護服を身に着けることなく3メートル下の汚水槽に潜り込み、シャベルで汚物をバケツにくみ、バケツを外へと運び出す。 サワドゴさんは、同国に数百人いるとされる汚水槽の清掃人として、時には健康上のリスクも抱えながら、わずかばかりのお金を稼ぐ。ふん尿で汚れたジーンズをはいたサワドゴさんは、「割れたガラスや瓶、注射器がしばしば見つかるけれども、防護服を身に着けずに15年間この仕事をやってきた」と語る。 13年間この仕事に従事しているゾンゴさん(38)は、「手袋やブーツは作業の邪魔になることが多いから、結局着けなくなった」と説明した。