児童生徒数の減少率が全国市区町村で16番目、青森県で1番高かった今別町。町内唯一の小学校・今別小は2020年、36人が在籍した 少子化の影響で、全国的に小中学校に通う児童生徒数が大きく減っている。国の統計によると、青森県は2020年が8万5923人で、10年時点の11万5957人から約3万人減った。減少率は25.9%で、全国平均の9.4%を大きく上回り全国一高かった。特に郡部が顕著で、今別町が57.3%減、佐井村が54.6%減など。市部では黒石市の減少幅が最も大きく、37.1%減だった。学校の統廃合が進み、10年間で100校近く減った。 10年間で児童生徒数の減少率が高かった県内市町村は、今別町と佐井村に次いで外ケ浜町(51.4%)、大鰐町(47.1%)、深浦町(46.6%)など。計22市町村が減少率30%を超えた。 全国で青森県の次に減少率が大きかったのは福島県の25.1%。同県は11年