オーストラリアは国民1人当たりのギャンブルによる損失額が世界最大だが、パンデミックでギャンブル施設が閉鎖を余儀なくされたため業界に変化が生じ、従来よりも規制が難しいオンラインギャンブルで遊ぶプレーヤーが増えている。9月19日、シドニーのパブでポーカーマシンに興じる人(2022年 ロイター/Loren Elliott) [シドニー 29日 ロイター] - コーヒー業界の技術者でオーストラリアのシドニーに住むリース・ウェアハムさん(31)は、2020年に新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が始まると自宅にこもっただけでなく、毎日午後にパブを訪れてポーカーマシンで遊ぶこともやめてしまった。その代わりにはまったのがスマートフォンのギャンブルアプリで、どこにいようとお気に入りのスポーツである野球に賭けている。 「ギャンブルはやめられない」と話すウェアハムさん。幼い子どもがおり、8年前に自