さいたま市大宮区宮町4丁目で風俗店が入る3階建てビルが全焼して4人が死亡した火災で、ビル2階南側のゴミ置き場が出火場所とみられることが、関係者への取材でわかった。また消防によると、現場のビルは昨年6月に査察を受けた際、避難路の確保について指導を受けていたという。 埼玉県警やさいたま市消防局は18日午前、現場のソープランド「Kawaii大宮」の現場検証を実施。県警鑑識課や市消防局員ら数十人が店内に入ったり、外から出入り口の様子を調べたりしていた。関係者によると、2階南側にあるゴミ置き場の焼け方が激しく、出火元とみられるという。 市消防局によると、昨年6月、同店に定期の査察を実施。1階南側にあった出入り口の外に物が置かれていたため、消防法に基づいて処分するよう指導した。店側はその場で改善したという。 この火災では店内にいた11人が病院に運ばれ、従業員とみられる女性2人と男性1人が死亡。これとは