イラク北部クルド人自治区ドホーク近郊の少数派ヤジディー教徒の国内避難民キャンプで生活する人たち(2016年11月17日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAFIN HAMED 【12月28日 AFP】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は27日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から残虐行為の標的とされてきたイラクの少数派ヤジディー(Yazidi)教徒の戦闘員らが今年6月、ISから奪還した地域で民間人52人を虐殺していたと告発した。 HRWの報告書に掲載された被害者親族らの証言によると、ヤジディーの戦闘員らは今年6月4日、男性、女性、子どもらを拉致し、その後虐殺したとみられるという。また殺害されたのはイスラム教スンニ派(Sunni)部族の8家族とみられ、イラク北部にある同国第2の都市モスル(Mosul)で発生していたISと政府側部隊の戦闘から避難していたという。 I