夕暮れ時に自宅の外を歩く少女(2015年12月20日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Aref Karimi 【8月11日 AFP】タイで今週、30歳も年上のマレーシア人男性と結婚させられていた11歳のタイ人少女が地元に帰って来たことが分かった。当局者が11日、AFPに明らかにした。この少女の児童婚をめぐっては抗議の声が広がっていた。 マレーシアでは16歳未満のイスラム教徒は、宗教裁判所の許可があれば結婚を許されるが、41歳の貿易業者の男性とこの少女の結婚はソーシャルメディアで話題となり、児童婚根絶の呼び掛けが再燃していた。 結婚式は今年6月、国境をまたいだタイ南部ナラティワット(Narathiwat)県で行われた。少女の両親はマレーシアのゴム農園で働いており、タイ語が満足に話せない少女は男性の第3夫人とみられている。 イスラム教徒が多数派を占めるナラティワット県の知事は、「