ロシア第2の都市であるサンクトペテルブルクの地下鉄の車内で現地時間3日午後2時40分ごろ爆発が起き、少なくとも11人が死亡、45人が負傷し、病院に搬送された。ロシア連邦捜査委員会はテロの疑いがあるとして刑事捜査を開始した。 爆発は「センナヤ広場」駅付近で発生。事件を受け当局はペテルブルクのすべての地下鉄の駅を閉鎖、首都モスクワでも地下鉄の警備が強化された。 この日はプーチン大統領がベラルーシのルカシェンコ大統領との会談のためにサンクトペテルブルクに滞在中だった。プーチン大統領は事件発生直後、爆発の原因は明らかになっていないとしつつもテロ行為を含めすべての可能性を捜査すると表明。夜には現場近くを訪れ、犠牲者に花を捧げた。 現時点で犯行声明は出ていない。 インタファクス通信は当局者の話として、現場の状況から、事件はイスラム過激派とつながりのある人物による自爆攻撃とみられると伝えた。 ロシアでは