陸上自衛隊第15旅団(那覇市)が16日に沖縄県読谷村で開催する「旅団音楽まつり」で予定されていた沖縄県読谷(よみたん)村立読谷中学校吹奏楽部の出演が、村教育委員会の判断で急遽(きゅうきょ)中止されたことが13日分かった。村教委は、自衛隊イベントへの地元中学生の参加に反発する一部村民の声に配慮したとしている。 自衛隊アレルギーがくするぶ沖縄県にあって読谷村はわけても、「反自衛隊」の革新勢力が強い土地柄とされるが、練習を重ねに重ねた楽曲を披露する晴れ舞台を奪われた生徒たちは落胆しているという。 陸自第15旅団は、年末恒例のイベントとして県内各地で「つなぐ〜コネクト〜県民とともに」と銘打った音楽まつりを過去8回催してきた。旅団の音楽隊が自慢の腕前を披露するほか、地元の中学・高校生たちのレベルアップを目的に吹奏楽部などをゲストとして参加してもらってきた。 読谷村文化センター鳳ホールを舞台とする今回