今回は大物、カール・クレイグが登場だ! この連載を読まれるテクノ・リテラシーの高い方々に彼のことを語るのは釈迦に説法ですが、師匠格のデリック・メイ、そしてジェフ・ミルズ、マッド・マイク(アンダーグラウンド・レジスタンス)などデトロイトの巨星たちに比べたら地味、華がないのがカール・クレイグのイメージではないだろうか。しかし、音楽的才能の埋蔵量は彼がいちばんかもしれない。 なぜ才能があるのにカール・クレイグは地味なのか? まずは現場でのパフォーマンス力が弱い、という点だろう。20年近くきちんとした作品を制作せずとも力技&陽性なDJプレイでいまだに現役バリバリのデリック・メイ。特に90年代初頭のハード・ミニマル期はそうであったが、圧倒的すぎるスキルとスピードで〈リアル進行形の伝説〉的なDJであり続けるジェフ・ミルズ。ノー顔出しで尋常じゃないカリスマ感を漂わせつつ、ギャラクシー2ギャラクシー名義の
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