たとえば数ヶ月間、東京のクラブシーンを渡り歩いたならば、きっと石野卓球に出くわすチャンスがあるはずだ。DJ、またプロデューサーとしての顔を持ち合わせる、44歳の国内で最も有名なテクノミュージシャンは、現在もほぼ毎週どこかの都市でプレイし、これまでに数えきれないほどフェスへの出演を果たしてきた。自身がオーガナイザーを務める、毎年8月に開催されている国内最大級の屋内レイヴ『WIRE』、そしてプロデューサー、ヴォーカリストとして長年活動を続ける電気グルーヴなど、その活躍は多岐にわたる。ひょっとすると、海外ではケン・イシイの方が名前を知られているのかもしれないが、石野はここ日本で、その人気と実力を培ってきた。 海の日の前日、2012年7月15日(日)には、ファッションと音楽を融合したイベント『TOKYO FASHION FUSE 6』への出演が決定している。当日、会場となるWOMBのステージには