2014-03-26 若者に機会格差をもたらした日本の中年世代の大罪 最近では「機会格差」の問題が語られることが多くなっている。 たとえば貧困層が経済的な事情から大学への進学をあきらめるような構造的な問題が、日本でも今後は深刻化していくことだと思う。親が低学歴なら子も低学歴、という風に格差が階層化し、永久に続く問題だ。マイルドヤンキーをめぐる分析をみていても、今後は日本も一握りの超富裕層と大勢の下流の二極構造となるアメリカ型社会に移行していくものと思われる。 だが、こうした社会を招いたのは政治家だけの責任だろうか? 私はそうは思わない。これはむしろ50代~40代の中年世代たちの問題だと思うのだ。 団塊世代より上の世代であれば、世の中のそこら中に「機会を与える立場の人」が居た。 私の死んだ祖父は学校教師だった。盆の墓参りのために家を尋ねると、四六時中、来客の対応を行っていたり、難しそうな長電