印刷 メール クラブじゃ踊れない? 風営法違反、店の摘発相次ぐ(1/2ページ) 摘発前のクラブ「NOON」で盛り上がる客たち=2010年6月、YOHEY WAKAMOTO氏撮影 風俗営業法違反でクラブが摘発される事例が相次いでいる。「取り締まり強化で踊る文化が消えかねない」として、法改正を求める動きが出始めている。 4月4日午後9時半過ぎ、大阪市北区のクラブ「NOON」。約20人の客が踊る中、それを上回る数の大阪府警の捜査員がなだれ込んできた。経営者の金光正年さん(49)ら8人は、風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕された。 風営法では、客にダンスをさせ、飲食物を提供する店は公安委員会の営業許可が必要。許可を取っても営業時間は午前0〜1時までに制限され、かき入れ時の深夜帯に営業できない。このため無許可のままの店も多かったが、悪質な例を除き、当局の黙認状態が長年続いていた。 クラブ事情に詳しい