東京五輪の開催決定で、眠っていた鉄道の新線建設が一気に本格化しそうだ。目玉は羽田、成田の両国際空港をつなぐ直結線で、実現すれば東京駅周辺とのアクセスが飛躍的に向上する。湾岸地区でも選手村や競技会場と世界的な観光地を結ぶプランが浮上。東京メトロ・副都心線の開通でひとまず完成とみられた首都の鉄道網が、再び拡大、発達へと動き出す。 海外からせっかく日本を訪れても、空港から競技会場やホテルが集中する都心部への移動でうんざりしたら…。せっかくの「おもてなし」も価値半減だ。 鉄道の利用だと、現状では東京駅へ羽田空港から約30分、成田空港からだと約1時間かかる。世界の代表的な空港と比較すると、東京の不便さが際立つ。 都市部までの鉄道アクセスは、仏パリのシャルル・ド・ゴール空港が25分、蘭アムステルダムのスキポール空港が20分。米シカゴのオヘア空港は45分要するものの、24時間の終日運転を実施してい
先日、韓国放送公社(KBS)の取材を受けた。KBSは韓国の公共放送である。毎週木、金の午後10時から1時間のドキュメンタリー番組「KBSパノラマ」でとりあげる日本のアベノミクスを中心とした経済の動きについての取材であった。6月中旬に放送予定だ。 インタビュー相手のKBSの担当者はとてもよく勉強していた。筆者の「アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる」(講談社)を詳細に分析しており、的を射た質問ばかりだった。担当者の経済学知識も一定以上だったので、学歴を聞いたら、経済修士ということだった。 アベノミクスのキモはデフレ予想をインフレ予想にすること。それは、実質金利の引き下げになって、円安・株高を通じて実物経済にプラスになるというマクロ経済学の常識を理解していた。この点、日本のマスコミは、実質金利の概念を知らない人も多く、実質金利の下げが一定期間後に実物経済を押し上げることがわからず、今の
女性が求める理想の結婚相手について、一昔前は「三高」(=高身長・高学歴・高収入)がもてはやされましたが、最近は、「三平」(=平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格)を望む人が多いのだとか。結婚相手の理想像は時代によって変化するようですが、実際に結婚した人はどんな条件を「今考えるとどうでもよかった」と振り返っているのでしょうか。 ランキングをもっと見る 「どうでもよかった」条件は、1位《顔が良い》、2位《背が高い》、3位《若く見える》、5位《スタイルが良い》と外見にかかわるものが見事に上位を占めました。若い頃はついついルックスに目がいくものですが、結婚は日々の生活の積み重ねなので、もっと大切なものがあるのでしょう。あまりにルックスがいい配偶者だと浮気など余計な心配が増えるから、というのも理由のひとつかもしれませんね。同様に、同じく3位になった《家柄が良い》も親世代には受けるかもしれませんが
南太平洋のソロモン諸島沖で6日午前(日本時間)に発生したマグニチュード(M)8・0の地震で、日本列島に津波襲来の緊張が走った。被害はなかったものの、気がかりなのは地震活動への影響。昭和初期にはソロモン諸島で地震が続いた後、日本でも4年連続で死者1000人超の大地震が起きているだけに、遠い南の海の出来事と油断はできない。 気象庁はソロモン諸島での地震を受け、6日午後、北海道から九州にかけての太平洋側と沖縄で50センチの津波の恐れがあるとして津波注意報を発表。太平洋側の各地で6日夜、10-40センチの津波を観測した。注意報は約8時間後の午後10時45分に解除された。 震源地付近では少なくとも6人が死亡したという。地震の揺れで転倒するなど、多数の負傷者が出ているもようだ。 5000キロ以上離れた場所での地震だが、気になる前例がある。1934年と39年、ソロモン諸島でM8の地震が起きた後、日
同性の客を相手にした性風俗店には、風俗営業法は適用できない-。性風俗での部屋の使用を禁じているにもかかわらず、マンション内でニューハーフヘルス店を営業しているのは管理規約違反として、大阪市内のマンション管理組合が性風俗の使用を禁じる仮処分を大阪地裁に申し立て、昨年10月に借り主の退去が実現した。大阪府警が立ち入り調査をするも風営法の適用外として取り締まりを断念。異例ともいえる今回の事態は、組合側が管理規約を根拠にしたことで解決に至ったが、性の多様化を前に、風営法の“死角”が浮き彫りになった格好だ。 ■女装男性に苦情殺到 大阪市北区のマンション。閑静な雰囲気のマンションだが昨年2月、ある一室が契約されると、直後に住民が目を疑ってしまう“住人”の姿が目撃されるようになった。 女装した男性らが頻繁に出入りし始めたのだ。エレベーター内などでの目撃情報が寄せられ、住民からは「騒いでいてうるさい」
なぜ今、自衛隊の「海兵隊化」が言われ始めたのか。それには島嶼(とうしょ)奪還というシナリオが現実味を帯びてくる中、まず一番に行くのは米海兵隊であることへの疑問もあるだろう。「先に海兵隊に血を流させるのか?」。そう思うのは日本人だけでなく米国側にしても当然だ。 しかし、ただでさえ自衛隊の予算は削減の一途をたどり、人も減らされている。新しいものを作るには、現有の何かを止めるという発想しかできないのが現状だ。そうなると、すでに破綻していると言っていい組織が強くなるどころか、さらに弱体化してしまう皮肉な結果を招くことになる。 中でも一番人員が多いからと、陸上自衛隊の一部を海兵隊にしてしまおうなどというのは、あまりに乱暴だ。災害時には間違いなく大きな期待が寄せられるであろう彼らにも容赦なく削減の波が襲っている。それなのに、「地域に根差した郷土部隊」と言ってみたり、「南西防衛にシフトする」と言って
俳優、穂積隆信(73)=写真上=の前妻でベストセラー「積木くずし」のモデルとなり昨年8月に心不全で亡くなった元タレント、由香里さん(享年35)=写真下=の母、美千子さんが3年前に自殺(同66)していたことが14日までにわかった。 由香里さんの一周忌を機に穂積が今月22日に出版する「由香里の死 そして愛」(アートン)で明かしている。 穂積の事務所などによると、穂積は美千子さんと昭和62年に離婚後、美千子さんとは音信が途絶えたが、4年前に由香里さんが腎不全で入院した際、再会。由香里さんは緊急腎移植が必要だったが、高齢のため病院から断られた穂積に代わって美千子さんが腎臓を提供した。 だが、翌年夏、穂積は由香里さんからの電話で「お母さんが死んだ…。首を切ったみたい。血だらけなの。お父さんは来ないで。マスコミに知られたら大変だから。私がちゃんとやるから」と美千子さんの自殺を知らされた。遺書もなく、美
ケンタッキーフライドチキン(KFC)が7月4日の創業記念日に企画し、大食い自慢を中心に話題となっているチキン食べ放題。実際に制限時間45分以内でどれだけほおばれるのか。1200円という価格は本当にお得なのか。鶏から揚げ大好物の記者が当日に向けたリハーサルとして、イベントと同じ条件下で挑戦してみた。(久保木善浩) 食べ放題企画の概要を確認してみよう。受付時間はあす4日の午後1時から同4時、KFCのホームページに掲載された「実施店舗検索」のお店で行われる。価格は1200円、制限時間45分。最初にオリジナルチキン3ピース、Sサイズのポテト、Mサイズのソフトドリンクが渡される。その後はチキンとポテトが食べ放題、ドリンクは飲み放題。挑戦の場所は店内に限られ、残ったチキンなどは持ち帰れない。 好物だけに、無理して嫌いになってしまうのはイヤ。おいしく食べられ、達成可能な目標としてチキン8個を掲げてみ
今や年末の風物詩であるNHK紅白歌合戦の“メガ幸子”は見られなくなるのだろうか。 歌手の小林幸子(58)の個人事務所「幸子プロモーション」の女性社長と専務が3月末で退社し、小林本人が今月から後任社長に就任した問題で、双方が弁護士を立てて泥仕合となっていることがわかった。 女性社長は、小林が昨年秋に医療関連会社社長・林明男氏(49)と結婚したころから信頼関係が揺らぎ、退社に至った。 フジテレビの報道によると、女性社長は「結婚してから変わった。ご主人が仕事に口を挟むようになって、小林さんがご主人に賛同していき、関係にずれが生じた」とし、「2月上旬に小林さんの弁護士から今回の話(解任)があり、それ以来、こちらも弁護士を立てていますが、何の回答もないし、誠意が感じられません。あまりにもひどい。退職金もないし、理由なき解任です」と話している。 一方、明男氏は5日、報道陣に囲まれ解任か辞職かについて「
大竹香織さん(仮名・35歳)夫/子供1人 「日本から避難したはずが世界最大の原発施設建設中のインド南部へと近づく悲しき一家!」 3歳になる息子の内部被曝を恐れるあまり、インドに移住してしまった家族がいる。移住先を決めた理由を「日本から遠い国だから」と話すのは大竹香織さんだ。 「東京に住んでいたんですが、放射能が怖くて、家族で私の実家がある長野県長野市に避難しました。それでもやっぱり心配だったので、夫も仕事を辞めて一家全員でインドまで移住することを決めたんです」 福島第一原発から東京都心までの直線距離は約220kmで、長野なら約265km。さほど変わらない距離を避難するならば、インドまで避難したのは正解だ。 「子供のことを考えて、ムンバイから暖かい気候の南部に移動するつもりです。ケララのほうに行こうかと思ってます」 ここで、何よりも大竹さん一家は大いなる矛盾に気づいていない。
子供たちに人気のお菓子、チロルチョコがピンチだ。極端に品薄になったり、一部の売り場から商品が消えるなどかき入れ時のバレンタインデーを前に異常事態に直面した。30年以上にわたりロングセラーを続ける「駄菓子の王様」に何が起きているのか。 11日付の全国紙の社会面などに気になる広告が載った。チロルチョコ社(東京都千代田区)の「品薄についてのお詫び」と題したお詫び広告で、社名にもなっている主力商品のチロルチョコが「発売遅延及び販売中止の事態に陥った」という。自社のホームページにも同様の内容をアップした。 ただ、肝心の原因が説明されていないため、買い占め運動でも起きたのか、何か別の理由があるのか判然としない。真相を聞くため、同社に問い合わせると「お詫び広告にある通りです」(広報)と歯切れが悪い。年明けからバレンタインデーまでの1カ月間は、お菓子メーカーにとっては1年で一番の稼ぎ時。一体、何が起き
生鮮食料品店まで距離が遠く毎日の食事に困る「買い物難民」の問題は、過疎地だけでなく、都市部や住宅街でも深刻だ。東京や名古屋、大阪の三大都市圏では、自動車を持たない計140万人の老人が不便を感じているとの推計もある。地域のつながりで解決を図る動きが出ている。 官庁や企業のビル街として知られる東京・千代田区の一角。平日の午前10時、自転車や徒歩で主婦らが集まってきた。NPOなどが、ほぼ毎月1回開く「ちよだ青空市」が目当てだ。「青森県の八甲田山近くの高原で昨日採ったマイタケだよ!」。売り声が響き、客と売り手が気さくに話を交わす。 キュウリを買った主婦(93)は「約25年前は近所に八百屋や肉屋、魚屋があったけどねえ。今は買い物が大変」とため息をつく。自転車を15分間こいできた主婦(56)は「普段は自家用車で30分かけスーパーに行き、買いだめしています」。青空市は、職場が近い女性会社員らも大事な
10月上旬のある夜、東京のJR大久保駅からほど近いマンションの前にけたたましくサイレンを鳴らした救急車が横付けされ、1人の男性が運ばれていった。後には男性が飼っていたシーズー犬が1匹、主のいなくなった部屋でいつまでも鳴いていたという。 その男性の名は通称名・チビ太さん(享年63)。新宿3丁目のオカマバー『プチマレーネ』のママだった。美川憲一とは「ケン坊」「チビ太」と呼び合う間柄で、かつて周囲は2人を“恋人同士”と見ていた。かねてからチビ太さんと交友関係にあった新宿2丁目のゲイバーのマスターは、こう語った。 「衰弱して餓死したと聞いているわ。死後1週間ぐらい経っていたらしく、静岡に住むお兄さんが遺体を引き取りに来たんだって。店を閉じてお金がなくなって、経済的にどうしようもなくなっていたから……。電話1本寄越してくれたらって思うと、悔しいわ」 華やかなりし世界に生きたチビ太さんが最後、お金が尽
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