米議会はパスオーバー(ユダヤ教の祭日)やイースター(キリスト教の復活祭)で2011年4月18日から2週間の休会に入った。2011年度の予算案で大もめになった直後だけに、この束の間の政治空白期は、再選出馬を表明したオバマ大統領にとって選挙運動をスタートさせる絶好の機会になった。 シリコンバレーやハリウッドの裕福な支援者から選挙資金をかき集める―ロサンジェルスの超一流レストランで開かれた小規模なディナーパーティのパーティ券は3万5800ドルだったと噂されている―だけでなく、大統領は十八番のタウンホール・ミーティングにも顔を出し、若い世代との絆を再確認した。 Y世代のおよそ8割フェイスブックを毎日利用 4月20日の集会がニュースになった背景には、その舞台がシリコンバレーにあるフェイスブック本社の講堂であったという事実がある。同社の若きCEO、マーク・ザッカーバーグが珍しく背広にネクタイ姿で司