株式会社ラックは4月14日、インターネットバンキングを悪用した不正送金への注意喚起を発表した。他国で大きな脅威となっているインターネットバンキングでの不正送金による、銀行口座から預金が盗み取られる犯罪が、日本国内でも大きな問題になる危険性が高まっている。しかし、急速に拡大した日本のインターネットバンキングにおける利用者の理解と自己防衛意識は低く、日本の金融機関が狙われていることからも被害拡大が懸念されている。そこでラックとセキュアブレインは、インターネットバンキングに関連した対策の必要性を訴えるとともに、効果的な対策を広く呼びかけている。 同日に開催された緊急対策セミナーでは、ラックのセキュリティ・コンサルタントである三宅康夫氏が「不正送金犯罪は、日本の銀行を『狙い撃ち』している状況、OSではWindows XP、Vista、7が、脆弱性ではJava、Adobe Flashが特に狙われてい