東日本大震災ではボランティアの動きが早かった。有力NGO(非政府組織)は震災翌日から現地入りし、被災地では住民が自主的に地域活動を始めた。しかし避難生活が1ヵ月超となる今、ボランティアの不足感が強まっている。 (「週刊ダイヤモンド」副編集長・大坪 亮、本誌委嘱記者・田原 寛、ライター・嶺 竜一) 「いやなら行くなよ」 「僕は単に、現地の安全性について質問しているだけですよ」──。 気仙沼市では住民ボランティアによる瓦礫撤去から始まった。 4月2日、東京都社会福祉協議会が募集した震災支援ボランティアの説明会場で、怒号が飛び交った。協議会が被災地までの交通や宿泊手段(公共施設での寝袋利用)、食事を用意。それを活用して1週間、支援活動に専念するボランティアを募集した。その概要説明の後の質疑応答での出来事だ。 福島原子力発電所の事故が拡大した場合、ボランティア活動に参加している人の安全はどのように
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