⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 薬局の片隅に住んでいる超長寿の木じじい。 なんだか昨晩から具合が悪いようです。 心配したマメチュー先生は木じじい用の薬草を取りに行くため、早朝5時からお出掛け。 無事、薬草を手に入れたので、今は帰宅中です。 時刻はまだ午前7時前のため、午前9時の開店には十分間に合う時間なのですが、やはり猛スピードで移動中。 木じじいにはなるべく早く、お薬を飲んでもらいたいですから。 ガラガラガラ 前方から荷車を引いた行商の方がやってきました。 「あ、今日はおうどんですか?」 「ええ、おいしいですよ」 「では、3玉頂けますか?」 マメチュー先生はまだ時間があるため、行商の方が販売しているうどんを購入することにしました。 「ありがとう。でも今日はお金じゃなくて、その手に持っているお薬が欲しいんですけど」 「薬で