「やっつけメーキング」田中偉一郎 (著) それを見てしまったがゆえ、 ごく見慣れすぎてしまった「ありきたりなもの」への見方が変わってしまうこと。 それを見てしまったがゆえ、 「その本来の意味」から離れ、全く新たな意味が付与されてしまうこと。 アートに触れる事とは、そういったものだと思いますが、そのアートというフォーマットに乗りながらも「だれでも分かって、しかも笑えてしまう」って事まで成し遂げてしまうって、本当にすごい事だと思っています。 現代美術家田中偉一郎氏の、この「やっつけメーキング」というこの本。 太陽、鉛筆、ネコ、星、電車、インスタントラーメン、、、。 日常の生活の中で、毎日当たり前のように目にするそれらの自分のイメージや、意味づけ。 それを「やっつける」という方法で、すがすがしいほど気持ちよく、そしてなにより笑いとともに差し出してくれる、最高に楽しくおすすめな「