ワタシの文章を追ってる人がもしいれば「またか」なのだが、こんなタイミングもなかなかないので二年ぶりくらいに改めて書いておこうと思う。 1972年10月28日、日中国交正常化記念に中国政府から二頭のパンダ(カンカン・ランラン)が送られた。その3年後に上野動物園入口横のおみやげ屋が作った、パンダの形をした今川焼き=「パンダ焼き」というお菓子が大ヒットし、現在も続く名物となっているのは御存知の通りだ。 ところで、1982年5月に共栄書房から刊行された『パンダと覚せい剤』の存在をご存知だろうか? 「ノンフィクションノベル」と副題がついたこの本は、上野公園名物パンダ焼き屋の主人・さくら隆(ペンネーム)氏による自伝である。固有名詞などは変えられているが、あの可愛らしいパンダ焼きからは想像もつかない、波乱万丈な人生が封じ込められたドラッグ・ドキュメンタリーとして、マニアの間では人気の一冊なのだ。 おおま
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