静岡県で1966年に一家4人が殺害、放火された「袴田事件」で死刑が確定した元プロボクサー袴田巌(いわお)死刑囚(78)=東京拘置所在監=の第2次再審請求で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、再審開始を認める決定をした。死刑囚の再審開始決定は、無罪が確定した免田、財田川、松山、島田の4事件と、後に覆された2005年の名張毒ブドウ酒事件の名古屋高裁決定に次いで6件目。 事件は66年6月30日未明、当時の静岡県清水市(現・静岡市清水区)で発生。みそ会社専務(当時41)宅から出火し、焼け跡から専務と妻(同39)、次女(同17)、長男(同14)一家4人の遺体が見つかり、全員の胸や背中に多数の刺し傷があった。 同年8月、みそ工場従業員だった袴田死刑囚が強盗殺人や放火などの容疑で逮捕され、捜査段階で犯行を認める自白調書がつくられたが、公判では一貫して否認。静岡地裁は68年9月、自白調書1通と5点の衣類
ことしの死刑の執行は、3年前と同じ7件となった一方、全国の拘置所にいる死刑囚の数は133人と最も多くなりました。 裁判員裁判で言い渡された死刑判決が確定するケースもあり、死刑制度に対する議論をどのように進めていくかが課題となっています。 法務省によりますと、去年は19年ぶりに死刑の執行がありませんでしたが、ことしは3月に3人に執行されたあと、8月と9月に2人ずつ執行され、1年間の死刑執行の件数は3年前と同じ7件となりました。 また、ことし死刑が確定したのは、山口県光市で主婦と幼い子どもを殺害した罪に問われた当時18歳の元少年など9人で、全国の拘置所にいる死刑囚は、これまでで最も多い133人に上っています。 死刑制度については、国民的議論を喚起したいと、おととし法務省に勉強会が設置されましたが、「存続や廃止についての意見は出尽くした」として、勉強会はことし廃止されました。 一方で、裁判員裁判
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