自宅マンションに妻(39)の遺体を約3か月放置したとして、京都市中京区の無職河田勝幸容疑者(43)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、妻が末期がんだったことが、わかった。 堀川署の9日の司法解剖で死因は特定できなかったが、外傷はなく、病死とみられる。妻は「お金がかかる」と手術を拒み、河田容疑者が自宅で看病していたという。 捜査関係者らによると、河田容疑者は、妻と2人暮らしで、約2年前に現在のマンションに入居。妻の看病のため仕事を辞めたとみられ、預金で生活していた。 河田容疑者は「今年になって2人で旅行に行った」と供述。足の不自由な妻を支えながらの旅行だったといい、妻の死を覚悟していたと府警はみている。また、「死のうと思ったが死ねなかった」とも供述し、腕には複数の切り傷があった。