ネットブックに代表されるモバイルPCが流行している。小さなパソコンを外へ持ち出して、どこでもネットに接続できるのは確かに便利である。だが、このことは同時に盗難や紛失による情報漏洩の危険も増えることを意味している。そうした危険の対策として役立つのが、ファイル暗号化機能だ。 Windows 2000以降なら、企業向けのエディションにはNTFSを利用したファイル暗号化機能が搭載されている。Windows 7では、その暗号化の方式が変更され、よりセキュリティが向上している。今回は、Windows 7の「ファイル暗号化機能」に焦点を当ててみる。 Windowsと一体化したEFS暗号化 Windowsでは、ファイルにアクセス権を指定してデータを保護できる。にも関わらず、なぜ盗難や紛失に備えてファイルを改めて暗号化しなければならないのだろうか。それは、アカウントによるアクセス権の制限というのは、基本的に
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