ホワイトカラーにおける暗黙知とその継承 楠見 孝(京都大学) ホワイトカラーにおける暗黙知とは 学校や本で学んだ知識が、仕事における業績にすぐに結びつかないのはなぜだろうか? それは、暗黙知という、経験を通してでしか学ぶことのできない知識や技能がなければ仕事をうまく進めることができないからである。 暗黙知は、言葉で表現することが難しく、手順の形で示されていない知識である。とくに、最近のホワイトカラーの仕事は、複雑で非定型的なものになりつつある。決まり切った仕事を忠実にこなすだけでなく、環境の変化に適応することが求められている。しかし、そのために必要な暗黙の知識とは何だろうか? そしてどのようにしたら獲得できるのだろうか? こうした暗黙の知識や技能を調べるためにイェール大学の心理学者スタンバーグ教授らのグループは、優れた業績を上げているホワイトカラーの管理職に面接して、これまでの経験において
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