喫茶“リタイア”経営相談 下町の雑居ビルの地下室で、昔風の喫茶店をオープンしました。 朝はモーニングセット、昼はランチタイム、三時のティー・タイムに、 三組の常連が、毎日三度づつ来てくれますが、いささか迷っています。 A社長は、二人の部下を連れて、朝礼もどきの会議をします。 しばしばお客も連れてきてくれますが、もちろん勘定はツケです。 みんな毎回バラバラに注文をするので、すこし面倒です。 B社長は、いつもの顔ぶれで同じ時間に同じメニューを注文します。 勘定はツケですが、最初に一ヵ月分の概算を前払いしてくれました。 とても安心ですが、ほとんど口をきいてくれないのです。 C社長は、社員も得意先も関係なく、いつもワリカンです。 サッパリしていますが、一人づつお釣りを計算しなければなりません。 ひょっとして今日かぎりで、二度と来なくなる不安もあります。 いつも三組の常連が店を占拠するので、他の客の