カメラ的日乗3.0 | “にんにく” に見る経済学（笑）写真は中国産にんにくと（左）日本産にんにく（右）です。 中国産＝298円 日本産＝398円 この二つの商品は近所のスーパーの同じ棚で隣り合って陳列されていました。この記事を書くために買ったものです（取材費がかかっているんだ。700円だけど）。 袋から出してみると―― 中国産は14個、 日本産は1個でした。 これはこのように置き換えてみることも可能です。 にんにくが示唆しているのは、だれでもできる単純作業では日本人は中国人やインド人など外国人労働者の14人分以上働かないと競争にならないということです。そんなことは不可能です。つまり、日本の若者がいくら残業して一生懸命働いても、単純労働では結婚して子どもを持つことはできないということです。外国人労働者より熟練するか、外国人労働者にできない技能を身につけない限りこの先普通の生活を維持するのは不可能です。逆に同じにんにくから読み取れることは、品質が
