1980年代のバブル期。街中を闊歩(かっぽ)する「セカンドバッグ男子」がいた。あれから30年。年齢を重ねたその人たちに人気なのが、少し小さめのショルダーバッグだ。 特に、おしゃれな団塊世代は、年配になっても、堂々をたすき掛けができるパワーが自慢で、ショルダーを背負って街に出る。 ショルダーの普及は、携帯電話やスマートフォンが後押しした。どうしてもポケットだけでは収まらないからだ。加えて「タブレット端末」、いやいや「ミネラルウオーター」と、増えるばかりの持ち物をきれいに収納できる。 「Rustic(ラスティック)ショルダーバッグ縦型」もこうした世代に人気のバッグだ。品薄だったが、ようやく産経ネットショップに入荷した。 「縦型」が中高年に歓迎されているのには理由がある。まずは「軽い」こと。体に当たる部分や内部が綿素材で、あれこれ入れても肩がこらない。 もう一つは高級感だ。東京・日暮里。鞄一筋3