2006年04月11日 「サウンド・オブ・ミュージック」・・・オーストリアの憂鬱 カテゴリ:カテゴリ未分類 「サウンド・オブ・ミュージック」・・・オーストリアの憂鬱 日本人がオーストリアに対して持っている先入観の一つとしてよく譬え話で使われるものが、「サウンド・オブ・ミュージック」という映画である。日本人ならだいたい一度は見たことか、あるいは名前だけでも聞いたことがあるだろう。またこの映画で歌われた「ドレミの歌」とか「エーデルワイス」などは日本では学校で習うぐらい有名であるが、それに対して、オーストリア人はこの映画をほとんど知らない。もちろん知っている人もいるが、多くの人はこの映画に対して不快感を持つし、そのためオーストリアではほとんど上演されることはないらしい。(それに対して「第三の男」は常にどこかの映画館で上演されているというのは本当らしい。) この映画は、ある意味では政治的な文脈をす