いや、もうギャラは貰っちゃってるから、ぶっちゃけゲームが売れようと売れまいと、僕がこれ以上儲かることはないんだけど、やっぱほら、売れたほうが嬉しいからね。 世の中には「監修」とクレジットされてるけど実は単に名前だけ貸しているという例は少なくないが、この日本版『デストロイ オール ヒューマンズ!』に関してはそんなことはない。僕は本当に全面的に力いっぱい監修させていただきましたよ、ええ。 そもそも、この話が降って湧いたのは2005年10月のこと。セガの小堤正人氏から、海外ゲームの日本版の脚本とSF考証に協力してくれないかという打診があった。1950年代のアメリカが舞台で、プレイヤーは地球侵略に来た宇宙人となって、牛をサイコキネシスで宙に浮かしたり、光線銃で人間を焼き殺したり、円盤の怪光線で街を破壊しまくるというバカゲーだという。 原題の『Destroy All Humans!』は、おそら