次々に姿を現し始めた、2010年の薄型テレビ春夏モデル。今年の注目は何と言っても”3D対応モデルの登場”だが、この春~夏に発売される製品レベルの実機や試作機を見てみると、3Dのインパクトだけでなく、従来モデルと比較した際の2D画質の向上に目を奪われることが多かった。 パナソニックのプラズマテレビラインナップでは、パイオニア”KURO”の技術を受け継ぎ、コントラスト比500万対を実現した第一弾モデル“VIERA”G2シリーズの実機レビューで、従来とは一線を画した新次元の黒色の締まりが実感でき、上位機種のテストを心待ちにしていた。 他方、ソニーから発表された(これも3D対応を前面に打ち出したモデル群の一つではあるが)、“BRAVIA”のファーストインプレッションでは、液晶+直下型エリア駆動LEDバックライト搭載のHX900シリーズが、従来のフラグシップ機XR1シリーズの直系と言えるポテンシャル