◆陸上 千葉国際クロスカントリー(13日、千葉・昭和の森) 世界クロカン(3月20日、スペイン)の代表選考会を兼ねて行われ、女子8000メートルは新谷仁美(22)=豊田自動織機=が25分53秒で圧勝。昨年7月から3か月間、競技を離れていた“お騒がせ娘”が、完全復活へ大きな手応えをつかんだ。男子1万2000メートルはビダン・カロキ(20)=エスビー食品=が33分58秒で3連覇。日本人選手では鎧坂哲哉(20)=明大3年=の4位が最高だった。 全てが吹っ切れたかのような圧勝劇だ。新谷は序盤からスピードで他を圧倒。大会歴代2位の25分53秒でゴールに入ると「攻めの走りができた」と満面の笑みを見せた。 指導する佐倉アスリート倶楽部の小出義雄代表(71)が「将来はマラソンで金メダルを取れる」と期待する逸材。だが、結果が出ないことによる精神的ストレスから、昨年7月に寮を飛び出し、10月中旬まで岡山市